小説 四人の足跡(4)――保護犬リキが家族になるまで
切通しの向こう側チュンチュン、チュンチュン……。朝だ。いつもなら、もう聞こえてくるはずだった。『リキ、起きなさいよ』福ちゃんの声。だけど、今日は聞こえない。眠っているのかな。福ちゃんがボクより遅くまで寝ているなんて、珍しい。ボクは身体を伸ば...
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